年末年始・ボーナス時期のクレジットカード賢い使い方【2026年版・大型出費を節約に変える方法】

クレジットカード審査

年末年始は「1年で一番カードが活躍する季節」

年末年始は、普段は節約を心がけている人でも財布の紐が緩みやすい時期だ。お歳暮、忘年会、帰省の交通費、お年玉、新年会、初売り、福袋——数えるとキリがないが、この2〜3週間に年間支出の1割以上が集中する家庭も珍しくない。筆者の場合、昨年の12月〜1月の支出を振り返ると、帰省の新幹線往復3万円、忘年会3回で1.5万円、お歳暮1万円、お年玉2万円、初売りで2万円。合計約10万円がこの時期だけで飛んでいた。

これだけの金額を動かす時期だからこそ、クレジットカードの選び方と使い方で大きな差がつく。還元率1%のカードで10万円を決済すれば1,000円分のポイント。還元率0.5%のカードや現金払いと比べれば、この時期だけで500〜1,000円の差が生まれる。さらにキャンペーンを上手く活用すれば、2,000〜3,000円分のリターンも射程圏内だ。

ボーナスが入ったらまずやるべきこと

ボーナスが振り込まれたら、最初にやるべきはリボ払いや分割払いの残高確認だ。リボ払いの年利は15%前後が一般的で、残高10万円を放置すると年間1.5万円もの金利がかかる。ボーナスで一括返済すれば、その金利分がまるまる浮く。多くのカード会社では会員サイトから繰り上げ返済の手続きが可能で、電話不要・数分で完了する。

次に確認したいのが、カード会社のボーナス時期キャンペーン。12月〜1月は各社がポイントアップや抽選キャンペーンを仕掛けてくる時期でもある。三井住友カードの「Vポイント祭」、JCBの「冬の利用キャンペーン」など、エントリーするだけで還元率が上がったり、抽選で数万ポイントが当たるものもある。エントリーし忘れると対象外になるので、12月に入ったらカード会社のサイトやアプリをチェックする習慣をつけておきたい。

帰省の交通費——新幹線・飛行機でポイントを最大化

年末年始の帰省は交通費が最大の出費になる。東京〜大阪の新幹線往復で約3万円、東京〜福岡の飛行機なら往復4〜6万円。家族4人で帰省すれば、交通費だけで10万円を超えることもある。

新幹線はEX予約(スマートEX)を使えば、通常のきっぷ窓口購入より数百円〜千円以上安くなる。EX予約の決済にクレジットカードを登録すれば、割引+カードポイントの二重取りが可能だ。ただし年末年始の繁忙期はEX早特などの割引きっぷが使えないことが多いので、その場合でも通常のEX予約は窓口より安いことを覚えておくといい。

飛行機の場合、航空会社系のカード(ANAカード・JALカード)を持っていれば、マイルが貯まるうえに早期予約割引と組み合わせられる。特にJALカードは「ショッピングマイル・プレミアム」に加入すると、100円=1マイルの高効率でマイルが貯まる。帰省の片道分のマイルを貯めるのに、普段の買い物を全てJALカードに集約すれば1〜2年で十分に到達できる計算だ。

忘年会・新年会の幹事はポイントを稼ぐチャンス

忘年会や新年会の幹事を引き受けるのは面倒に思えるが、クレジットカードユーザーにとっては実はチャンスだ。10人の飲み会で1人5,000円×10人=5万円を幹事がカードでまとめて支払い、あとから参加者に現金で回収する。還元率1%なら500円分のポイントが幹事の懐に入る。12月に忘年会3回、1月に新年会2回の幹事をすれば、合計25万円の決済で2,500円分のポイントだ。

飲食店の予約はホットペッパーグルメや食べログ経由で行うと、予約サイトのポイントも別途貯まる。ホットペッパーはリクルートポイント(Pontaポイント)が貯まるので、リクルートカード(還元率1.2%)との組み合わせが効率的だ。食べログはTポイントが貯まるため、Tポイント系のカードと相性がいい。予約時にコース料理を選んでおけば、会計がスムーズになるうえ、カード決済に対応していない店舗でも対応してもらえることがある。

初売り・福袋で失敗しないために

1月の初売りセールは、家電、ファッション、食品などあらゆるジャンルで割引が行われる。この時期に大きな買い物を計画している人は、事前にカードの利用限度額を確認しておくことが重要だ。年末に帰省交通費や忘年会費で利用額が膨らんでいると、初売りの時点で限度額に達してしまうケースがある。限度額の一時引き上げは、多くのカード会社でWeb申請できるので、12月上旬のうちに手続きしておくのが無難だ。

福袋は「お得そうに見えて実はそうでもない」ものも混ざっている。特にファッション系の福袋は、売れ残り商品の在庫処分であることも多い。冷静に中身を吟味する余裕がないのが初売りの怖いところだが、近年はネット通販の福袋も充実しており、中身が事前に公開されている「ネタバレ福袋」も増えた。ネット購入ならカード決済がほぼ確実に使えるので、ポイント獲得の面でも有利だ。

お歳暮・お年玉——見落としがちな節約ポイント

お歳暮は百貨店や大手通販サイトで注文するのが一般的だが、ここでもカード選びが効いてくる。高島屋や三越伊勢丹のオンラインストアではカード決済が可能で、還元率の高いカードで支払えばそのままポイントが貯まる。お歳暮を5件送ると3〜5万円程度の出費になるので、還元率1%でも300〜500円分のポイントだ。百貨店系のカード(エムアイカード、高島屋カードなど)は自社百貨店での還元率が5〜10%と高いため、お歳暮を毎年同じ百貨店で注文するなら検討する価値がある。

お年玉は現金で渡すのが慣例なので、カード決済の出番はないように思える。しかし、最近は「お年玉=現金」という文化も変わりつつある。QRコード決済でお年玉を送る家庭も出てきており、PayPayやLINE Payでお年玉を送金する場合は、チャージ元のカードポイントが間接的に関係してくる。もっとも、子どもにお年玉を渡す場面では、やはりポチ袋に入った現金のほうが喜ばれるだろう。これはポイント云々ではなく、気持ちの問題だ。

年末年始の支出を振り返る習慣が翌年の節約につながる

年末年始が終わったら、1月中にカードの利用明細を見返すことをおすすめする。「この忘年会、こんなに払ってたのか」「初売りで衝動買いしすぎたな」と、明細を見ることで自分の消費パターンが見えてくる。カード会社のアプリは利用履歴をカテゴリ別に分類してくれるので、交通費・飲食費・買い物のバランスが一目で分かる。

この振り返りが、翌年の年末年始の予算立てに役立つ。「去年は初売りで3万円使ったから、今年は2万円に抑えよう」「帰省は早めに新幹線を予約して割引を使おう」と、具体的な改善策が立てられる。年末年始の出費は毎年繰り返されるものだからこそ、一度最適なカードと使い方を決めてしまえば、翌年以降もそのまま使い回せる。最初の1回だけ少し手間をかければ、あとは自動的に得をし続ける仕組みが作れるのだ。

家電の買い替えを年末年始に予定しているなら、ヨドバシカメラやビックカメラのポイント還元にも注目したい。家電量販店ではクレジットカード払いだと現金払いよりポイント還元率が2%下がることが多い。たとえば現金なら10%ポイント還元だが、カードだと8%になる。しかし、カード自体の還元率が1%以上あれば、8%+1%=9%となり、差は実質1%程度まで縮まる。高額家電になるほどこの1%の差額は大きいが、カードのポイントは他の用途にも使える汎用性がある分、トータルで考えると大きな損にはならない。ちなみにヨドバシカメラの「ゴールドポイントカード・プラス」は、ヨドバシでの還元率が11%と突出して高い。年末年始に家電をまとめ買いするなら、このカードだけで数千円分のポイントが一気に貯まる。

ふるさと納税の駆け込みも年末の定番だ。12月31日が1年の締め切りなので、控除枠が余っている人は年末に一気に申し込むことが多い。楽天ふるさと納税なら楽天カード決済でポイントが貯まるうえ、楽天スーパーセールやお買い物マラソンの期間中に申し込めばポイント還元率が大幅にアップする。還元率10%以上になるタイミングを狙えば、実質的な自己負担2,000円を大きく上回るポイントが返ってくることもある。年末の駆け込みふるさと納税は、カード決済との組み合わせで最もお得になる支出の一つと言っていい。お歳暮、帰省、忘年会、初売り、ふるさと納税——年末年始はカードの恩恵を最大限に受けられるタイミングだからこそ、この時期だけでも支払い方法を意識してみる価値がある。

年末年始の出費は避けられないが、カードの使い方次第で「消えるお金」を「戻ってくるお金」に変えることは十分にできる。

年末年始・ボーナス期の用途別おすすめカード比較

用途おすすめカードポイント・特典のポイント
帰省の新幹線・飛行機ANAカード/JALカード搭乗分マイルが直接積算
旅行・ホテル手配楽天カード/三井住友カード(NL)楽天トラベル・ポイントUPモール経由で高還元
忘年会・飲食費三井住友カード(NL)対象飲食店で最大7%還元(選択制)
初売り・通販購入楽天カード楽天市場SPUでポイント最大倍率UP
お歳暮・ギフト購入JCBカードWAmazon・ギフト購入で常時2%還元

よくある質問

Q: ボーナス払いとポイント還元はどちらが得?
A: ボーナス払いはポイント還元の観点では通常払いと同様に1回払い扱いになるため、ポイントは通常どおり付きます。ただし支払い時期が半年先になるため資金繰りに余裕が生まれます。リボ払いと異なり手数料が不要なのも利点です。

Q: 年末のキャンペーンを活用するコツは?
A: 各カード会社は年末年始に期間限定ポイントアップキャンペーンを実施することが多いです。カード会社のアプリや会員サイトで事前に確認し、対象店舗・サービスを把握しておくと大きなポイントを取りこぼさずに獲得できます。

Q: お正月の初売りはカード払いがお得?
A: はい。高額になりやすい初売りはカード払いにすることで一度に多くのポイントを獲得できます。また入会キャンペーン中のカードであれば、初売りの購入額でボーナス条件を一気にクリアできる場合もあります。

クレカ審査ガイド編集部

この記事を書いた人

クレカ審査ガイド編集部

クレジットカードの審査基準・選び方・活用術を専門に解説するメディア「クレジットカード審査ガイド」編集部。銀行・消費者金融・クレジットカード業界の情報を継続的に調査・分析し、審査に不安を感じる方や最適なカードを探している方に向けて、正確でわかりやすい情報を提供しています。各カードの審査難易度・年収条件・審査通過のコツを独自の視点で徹底検証。クレジットカード比較や選び方のポイントは、当サイトの記事一覧からご確認ください。

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