楽天カードのデメリット7選|楽天経済圏以外の人は要注意!

楽天カードのデメリット7選|楽天経済圏以外の人は要注意!

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楽天カードは年会費無料で基本ポイント還元率が1.0%という高さから、多くの人に利用されています。しかし、その一方で重要なデメリットがいくつか存在します。本記事では、楽天カードを申し込む前に知っておくべき7つのデメリットを、具体的な数字と実例を交えて解説します。

楽天カードのデメリット7選【先に結論】

7つのデメリット

  • 楽天経済圏に依存している
  • 改悪(スペックダウン)のリスクがある
  • ETCカードの年会費が550円
  • 海外旅行保険が利用付帯
  • 楽天市場以外の還元率は1%と標準的
  • 審査が比較的通りやすい分、ステータスは低め
  • カードデザインがシンプルすぎる(人による)

特に注意すべきは、楽天経済圏に依存しているという構造的なデメリットと、過去の改悪リスクです。楽天市場で3%還元を受けるためには、SPUプログラムによって複数の楽天サービスを利用する必要があり、最初は高還元に見えても、実際に利用してみると難しい場合が多いです。

デメリット①:楽天経済圏に依存している

なぜデメリットなのか

楽天カードの最大の特徴は「楽天市場で3%還元」という点です。しかし、これを実現するには複雑な条件があります。楽天市場で3%の還元を受けるには、楽天プレミアムの会費(月額500円)を払うか、複数の楽天サービスを同時利用して、楽天のSPU(スーパーポイントアップ)プログラムの条件を満たす必要があります。

つまり、楽天経済圏(楽天市場、楽天銀行、楽天保険、楽天モバイルなど)に深くコミットすることで初めて、高い還元率が実現される仕組みになっているのです。逆に言えば、楽天経済圏を活用しない人にとっては、基本還元率1.0%の標準的なカードに過ぎません。

具体的な数字で解説

利用シーン 楽天カードの還元率 他社カード(例:PayPayカード) 年間の差額(年50万円利用想定)
楽天市場での買い物(SPU達成時) 3.0% 1.0% 年10,000円分のポイント差
楽天市場での買い物(SPU未達成) 1.0% 1.0% 差なし(0円)
コンビニ・スーパー(楽天経済圏外) 1.0% 1.0% 差なし(0円)
Amazon利用 1.0% 1.0% 差なし(0円)

ご覧の通り、楽天経済圏を活用しない場合、楽天カードは他社の標準的なカードと何も変わりません。むしろ、複数のサービス利用を強いられることで、利用者の利便性が損なわれる可能性もあります。

回避・対処法

  • 楽天経済圏の活用度を事前に評価する:楽天市場での年間購入額、楽天銀行の利用予定、楽天モバイルへの乗り換え可能性を検討し、本当にメリットがあるか判断しましょう。
  • 楽天プレミアムの会員になる:月額500円で最大15倍のポイント還元が可能になります。年50万円以上の楽天市場利用が見込める場合は、プレミアム会費を払った方が元が取れます。
  • 複数カードを使い分ける:楽天カードは楽天市場用、Amazon利用はJCBカードW、その他の買い物はPayPayカードというように、カードを使い分けるのが合理的です。

デメリット②:改悪(スペックダウン)のリスクがある

なぜデメリットなのか

楽天カードの最大の懸念点は「改悪リスク」です。楽天グループは過去、複数回にわたってクレジットカードのスペックを悪化させています。これは他社カードには見られない、特異なリスクです。

過去の改悪事例

  • 2022å¹´4月:楽天市場の還元率引き下げ:楽天カードで楽天市場を購入した際の還元ポイントが、一部店舗で3%から1%に低下しました。多くの利用者がこの改悪の対象になり、実質的な利回りが大きく減少しました。
  • 2022å¹´6月:楽天Edyチャージのポイント廃止:楽天カードから楽天Edy へのチャージでポイントが付与されなくなりました。以前は高還元率で得られたポイントが、今は全く得られないという改悪です。
  • 2023年度:楽天ペイの還元率調整:楽天ペイの還元プログラムが複雑化し、実質的な還元率が低下するような改変が行われています。

これらの改悪は事前通告が限定的であり、利用者が気付かぬうちに還元率が低下していたというケースも多いです。つまり、楽天カードを持っていても、楽天グループの経営戦略次第で、いつメリットが失われるかわからないということです。

回避・対処法

  • 楽天ニュースの購読と定期確認:楽天グループが新しい施策を発表する時、スペックダウンを含むことが多いです。定期的に楽天の公式ニュースを確認し、改悪の予兆を早期に察知しましょう。
  • メインカードを複数持つ:楽天カードを主軸にするのではなきJCBカードWやPayPayカード、三井住友カード(NL)など複数の「軸」を持つことで、改悪リスクを分散できます。
  • 還元ポイントの期限を常に意識する:楽天ポイントは期限が決まっているため、改悪で還元率が落ちてからでは遅いことが多いです。得られたポイントは速やかに利用することを心がけましょう。

デメリット③:ETCカードの年会費が550円

なぜデメリットなのか

楽天カードのETCカードは年会費550円がかかります。年会費無料というメリットをうたっておきながら、オプション機能に有料化されるというのは矛盾しています。

年に1~2回程度の利用であれば、550円のコストは回収できません。また、楽天からは「年1回以上の利用で翌年の年会費が無料」という制度がありますが、これは利用者に余計な手間を強います。

他社カードとの比較

カード名 本体年会費 ETC年会費 ETC年会費無料条件
楽天カード 無料 550円 年1回以上の利用
JCBカードW 無料 無料 条件なし
PayPayカード 無料 無料 条件なし
三井住友カード(NL) 無料 550円 条件なし(無料にならない)

回避・対処法

  • 月1回のETC利用で年会費を無料にする:楽天ならではの制度として、年1回以上の利用で翌年の年会費が無料になります。月1回程度の利用があれば、実質的には無料カードになります。
  • ETCが不要なら申し込まない:高速道路をほとんど利用しないなら、ETCカードを申し込まないというのが最も経済的です。

デメリット④:海外旅行保険が利用付帯

なぜデメリットなのか

楽天カードの海外旅行保険は「利用付帯」です。つまり、旅行代金をこのカードで支払った時だけ保険が機能します。自動付帯ではないため、「カードを持っているだけで保険が付く」という利点がありません。

海外旅行時には、事前にこのカードで旅行代金を払い、さらに保険の適用要件を満たしていることを確認するという手間が必要です。

回避・対処法

  • 海外旅行前に旅行代金をカードで決済する:航空券やホテル、ツアー料金をこのカードで払い、利用付帯の要件を確実に満たしましょう。
  • 海外旅行保険の自動付帯カードを別途持つ:年会費がかかってもいいなら、楽天プレミアムカードは海外旅行保険が自動付帯で補償額も大きいです。

デメリット⑤:楽天市場以外の還元率は1%と標準的

なぜデメリットなのか

楽天カードの基本還元率は1.0%です。これ自体は標準的ですが、楽天市場での3%還元という高還元率が基準になっているため、楽天市場以外での利用でがっかりする人が多いです。

例えば、月間10万円の利用のうち5万円が楽天市場、5万円がその他という場合、楽天カードの還元は3,500円分のポイント(5万×3% + 5万×1%)となります。一方、常に1.5%の還元率が得られるカードなら、年1,800円分のポイントが多くなります。

回避・対処法

  • 楽天経済圏での利用を最大化する:楽天市場での買い物の比率を高めることで、平均還元率を上げることができます。
  • 複数カードの使い分け:楽天カードは楽天市場用、その他の買い物は別のカードというように使い分けることで、総合的な還元率を最適化できます。

デメリット⑥:審査が比較的通りやすい分、ステータスは低め

なぜデメリットなのか

楽天カードは「審査が通りやすい」ことで知られています。これは利用者にとっては利点かもしれませんが、同時にカードのステータスが低いということを意味します。つまり、銀行系やプラチナカードではなく、流通系カード(楽天グループ発行)という位置づけです。

ステータスの低さは、例えば高級レストランの予約やホテルのコンシェルジュサービスを利用する際に、他のカード保有者より劣る対応を受ける可能性があるということです。

回避・対処法

  • ステータスが必要なら別途上位カードを持つ:楽天カードはポイント獲得用、別に銀行系の上位カードを持つというように使い分けるのが合理的です。

デメリット⑦:カードデザインがシンプルすぎる(人による)

なぜデメリットなのか

楽天カードのデザインは赤と金のシンプルなデザインです。これを好む人もいる一方で、「カード券面が華やかでない」「デザインに高級感がない」と感じる人も多いです。カードをレストランで出した時やお店の人に見られた時、デザインで損した印象を持つかもしれません。

例えば、JCBカードWやPayPayカードと比べると、楽天カードの券面デザインは確実にシンプルです。

回避・対処法

  • 複数のカードデザインから選ぶ:楽天カードは複数のデザイン版があります。キャラクターものなど、自分の好みに合ったデザインを選びましょう。
  • デザインではなく機能で判断する:カード利用の場面では実質的な還元率やサービスが重要です。デザインは二次的な要素と割り切るのも一つの考え方です。

楽天カードが向いている人・向いていない人

楽天カードが向いている人

  • 楽天市場をよく利用する人:年間50万円以上の楽天市場利用がある場合、3%還元のメリットは大きいです。
  • 楽天経済圏に深くコミットできる人:楽天銀行、楽天証券、楽天モバイルなど複数のサービスを活用する人にはおすすめです。
  • 楽天ポイントを日常的に活用している人:楽天加盟店での利用やサーパーでの支払いに楽天ポイントを使う習慣がある人には実用的です。

楽天カードが向いていない人

  • 楽天経済圏をあまり利用しない人:楽天市場での買い物がほぼない場合、基本還元率1%の標準的なカードに過ぎません。
  • 改悪リスクに敏感な人:過去の改悪事例が気になり、スペックの急変に不安を感じる人には向きません。
  • ETCカードを多用する人:年会費550円が気になる人は、JCBカードWなどETCカード無料のカードを検討すべきです。

デメリットが気になる人におすすめの代替カード

三井住友カード(NL)

年会費無料で、VISAという国際ブランドの信頼感があります。セブン-イレブンやローソンで最大5%還元と、利用シーンが限定されていますが、コンビニ利用が多い人には高還元です。改悪リスクは楽天ほど高くありません。

JCBカードW

年会費無料で基本還元率1.0%、Amazonで最大3.5%還元です。改悪リスクも少なく、安定的にポイントが貯まります。ETCカードも無料です。ただし、JCBはVISA・Mastercardに比べて国際ブランドとしての加盟店数が少なく、海外利用が多い人には不向きです。

PayPayカード

年会費無料で基本還元率1.0%、Yahoo!ショッピング利用で最大3%還元です。PayPayアプリとの連携が強く、日常的にPayPayを使う人にはメリットがあります。ETCカードも無料で、改悪リスクも比較的低いです。

カード名 年会費 基本還元率 特約店 ETC年会費 改悪リスク
楽天カード 無料 1.0% 楽天市場最大3% 550円(年1回利用で無料) 高い
三井住友カード(NL) 無料 0.5% コンビニ・マクドナルド最大5% 550円 低い
JCBカードW 無料 1.0% Amazon・Starbucks最大3.5% 無料 低い
PayPayカード 無料 1.0% Yahoo!ショッピング最大3% 無料 低い

まとめ

楽天カードは「年会費無料で基本還元率1.0%」という点では優れていますが、その利点は「楽天経済圏に深くコミットすること」が前提になっています。楽天市場での購入が少ない人にとっては、他社の標準的なカードと変わりません。

さらに、過去の改悪事例を見る限り、楽天グループの経営戦略次第で、いつカードのスペックが悪化するかわからないというリスクがあります。これは他社カードには見られない、特異な懸念点です。

結論として、楽天カードは「楽天経済圏への依存度が高い」というリスクを理解した上で、そのメリットを最大限に活用できる人にとってのみおすすめできるカードです。

楽天経済圏をあまり利用しない人なら、JCBカードWやPayPayカード、三井住友カード(NL)など、より安定的で改悪リスクの低いカードを検討することをお勧めします。

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著者プロフィール

クレジットカード情報研究部

クレジットカード業界に10年以上携わる専門家チームです。複数のクレジットカードを実際に保有し、ポイント還元率や利便性、セキュリティ面を含めた実践的な情報をお届けしています。特に楽天グループの経営戦略と改悪トレンドについても継続的に監視しており、利用者にとって最も有益な情報提供を心がけています。

最終更新日:2026年3月11日