コーヒー代、積み重なると結構な金額になる
毎朝スターバックスに寄るのが習慣になっている人に聞くと、月に1〜2万円はコーヒー代に使っているという話をよく聞く。1杯500〜700円が週5日続くと、それだけで月に1万円を超える。それだけの金額を使うなら、少しでもポイントや割引で返ってくるカードを使うのが合理的だ。
スターバックスをはじめとするコーヒーチェーン(タリーズ、ドトール、コメダなど)でお得に使えるクレジットカードについて、実際の還元率と使い勝手を整理してみた。
スターバックスで最も還元率が高い方法
スターバックスでは「スターバックス カード」という独自のプリペイドカードがある。スターバックスのアプリと連携させてオートチャージする設定にすると、200円(税込)ごとにスター(ポイント相当)が貯まる。一定のスターが貯まるとドリンクや食べ物と交換できるため、毎日スタバを使う人には欠かせない仕組みだ。
このスターバックスカードへのチャージにクレジットカードを使うことで、カード側のポイントも同時に貯まる。チャージ対応のクレジットカードであれば、スタバ独自のスター+カードのポイントで二重取りができる。
JCBカードWはスターバックスでのポイント還元率が高い。JCBカードWでスタバカードにチャージするとポイントが通常より多く付く場合があり、スタバユーザーの間でよく名前が挙がるカードだ。
三井住友カード(NL)——コンビニカフェ派に向いている
三井住友カード(NL)は、セブン-イレブン・ローソン・マクドナルド・サイゼリヤなど対象の飲食チェーンでポイント還元率が大幅にアップする仕組みがある。スターバックスは対象外だが、コンビニのカウンターコーヒー(セブンカフェなど)やファストフードをよく使う人には非常に相性がいい。
コンビニコーヒーは1杯100〜200円と安いが、頻繁に買うなら還元率の高いカードで払う方が確実に積み上がる。セブンで毎日コーヒーを買う人なら、三井住友カード(NL)は「なんとなく使っているカード」から「意識して使うカード」に変える価値がある。
楽天カード——汎用性の高さで使いやすい
楽天カードは特定のコーヒーチェーンでの特別還元率はないが、基本還元率1%があらゆる場所で安定して貯まる。スターバックスでも楽天市場でもコンビニでも、同じ1%還元が積み重なるため、「どこで使っても一定の得がある」という使い勝手の良さがある。
楽天ポイントはコンビニでの支払い、楽天市場での買い物、楽天ペイでの決済など使えるシーンが多く、使い道に困らないのが強みだ。「特定の場所での高還元」より「どこでも安定した還元」を優先する人に向いている。
タリーズ・ドトール・コメダ——それぞれの最適解
タリーズコーヒーにはタリーズカード(プリペイド型)があり、チャージして使うと支払い額の5%分がポイントとして貯まる設計だ。このタリーズカードへのチャージをクレジットカードで行うと、カード側のポイントも発生する。タリーズをよく使う人には、タリーズカード+チャージ用クレジットカードの組み合わせが効果的だ。
ドトールはドトールバリューカードという独自カードがある。チャージ額に応じてボーナスが付くサービスがあり、一定金額以上チャージすると追加ポイントがもらえるキャンペーンが定期的に実施されている。ドトールの常連ならバリューカードとクレカの組み合わせが基本形だ。
コメダ珈琲はコメカというアプリと連動した電子マネーカードがある。コメカに入金するとボーナスポイントが付き、コメダでの支払いに使える。クレジットカードからのチャージ対応状況はチェックが必要だが、コメダの頻繁な利用者にはコメカの活用が還元の近道だ。
サブスクやデジタル会員証の活用
スターバックスにはスターバックス リワードというロイヤルティプログラムがある。アプリに会員登録してスタバカードを使うと、購入ごとにスターが貯まり、25スターごとに「カスタマイズ無料」などのリワードが得られる仕組みだ。Gold会員になると誕生日の特典もある。
このリワードプログラムと、クレジットカードのポイント還元を組み合わせることで、コーヒー代をより効率よく活用できる。スタバへの支出を「消費」から「ポイントを積み上げる活動」として捉え直すと、毎日のコーヒータイムの価値観が少し変わる。
テイクアウト需要の増加と決済の変化
コロナ以降、コーヒーチェーンのモバイルオーダー(アプリで事前注文して店頭で受け取るサービス)が普及した。スターバックスのモバイルオーダー&ペイは、アプリに登録したスタバカードから自動決済される仕組みで、待ち時間なく受け取れる便利さがある。
モバイルオーダーを使う際も、スタバカードへのチャージをクレジットカードで行う流れは変わらないため、二重取りの仕組みはそのまま活用できる。慣れると注文も支払いもアプリで完結するので、毎朝のルーティンがスムーズになる。
まとめ——よく行くお店に合わせてカードを選ぶ
コーヒーチェーンでのカード選びも、「よく行く店はどこか」を出発点にして考えると答えが出やすい。スタバが多いならJCBカードWとスタバカードの組み合わせ、コンビニカフェが多いなら三井住友カード(NL)、どこでもまんべんなく使うなら楽天カードの1%還元で全体を底上げ——という選び方がシンプルだ。
コーヒー代は毎日の小さな出費だからこそ、カードを変えるだけで長期的には数千円単位の差が生まれる。大きな決断ではなく、今使っているカードを少し見直すだけで始められることなので、ぜひ一度自分の支払い習慣と照らし合わせてみてほしい。
カフェ巡りが趣味の人へ——複数店を使い分ける工夫
スタバだけでなくタリーズ・ドトール・コメダなど複数のコーヒーチェーンをその日の気分や場所で使い分ける人には、個別のプリペイドカードをすべて使いこなすのは管理が煩雑になる。そういった人には、汎用的に使えてどこでも一定の還元率があるカードを1枚メインにする方が使い勝手がいい場合が多い。
楽天カードや三井住友カード(NL)のような汎用カードをメインにしつつ、最も利用頻度の高い一つのコーヒーチェーンだけプリペイドカードを活用する、という「1店舗だけ深掘り」のアプローチが現実的だ。全部を最適化しようとすると続かないが、一箇所だけ意識すれば確実に効果が出る。
カフェで仕事・勉強をする人の視点
カフェを仕事や勉強の場として活用する人も増えている。長時間滞在することが多い場合、1杯のコーヒー代で何時間も使わせてもらう感覚から、追加注文が増えることもある。そういった場合、時間単位で考えたコストパフォーマンスはそれほど悪くないが、月合計の金額はかなり大きくなりがちだ。
在宅ワークの合間に気分転換でスタバに行く、という習慣がある人は、月の利用金額を一度集計してみると「思ったより使っている」と気づくことが多い。その金額に見合ったポイント・特典を得られるカードやプリペイドカードを使うことで、同じ習慣を続けながら少しだけ賢くなれる。
カフェ代は食費や交際費と同様に「削る対象」よりも「うまく還元してもらう対象」として考える方が、生活の満足度を下げずにコストを管理できる。好きなことにお金を使いながら、その中で賢く節約するという発想が、現代の家計管理の一つのあり方だと思う。
コーヒーチェーンでの節約は大きなインパクトではないが、毎日続くからこそ積み重なる。まず自分のよく行くお店を把握して、そこで最も得をする方法を一つ実践するだけで、年間で数千円分の差が生まれる。小さく始めて、慣れてきたら他のお店にも広げていけばいい。



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